今日は、アメリカ大統領選予備選の結果がわかる日

 今日は、アメリカでは「ミニ・チューズデー」と言われ、大統領候補を指名する代議員の数が多い、テキサス州オハイオ州を含む、4つの州で予備選が行われる。というか、今、これを書いている時間帯は、ほぼ投票の終わる時間に近い。
 開票結果は、日本時間で、今日の午後には大勢が判明するだろうとされているが、接戦が予想され、結果が出るのは遅れるかもしれない。
 スーパーチューズデーでは、ニューヨークとカリフォルニアという大票田を制したため、一時は優位に立ったクリントン氏だが、その後オバマ氏は9連勝(準州と海外投票を含めれば11連勝)を遂げたオバマ氏に、獲得代議員数でも差をつけられ、このテキサス、オハイオが最後の主戦場だと言われている。この両州のどちらかでも落とせば、クリントン氏の撤退もささやかれるとの予測だ。
 事前の世論調査では、ヒスパニック系に支持の厚いクリントン氏が当初優位だったが、直前の調査では、テキサス州ではオバマ氏の勝利、オハイオ州では、接戦で結果は予想できないという状況だ。
 別の調査では、クリントン氏の巻き返しもあるようだ。
 ただ、あまりに接戦だと、クリントン氏が辛勝しても、獲得代議員数では差を詰められない可能性が高く、もし、負ければ、撤退はほぼ確実だろう。
 私は一応オバマ氏支持だが、彼の本当の力は未知数である。
 両者の公約にあまり差はなく、私としては、国民皆保険という福祉重視政策による、新自由主義の転換と、イラク撤退という、ブッシュの私利私欲のための戦争から手を引き、軍縮へと舵を切ることを期待している。
 クリントン氏は、もし負けても、8年後、まだ68歳である。今回の共和党の本命マケイン氏が現在71歳であることを考えると、今回負けても次回チャンスはある。それはオバマ氏にも言える。
 だから、このミニチューズデーの結果いかんで、その後だらだらと予備選を続けること無く、潔く撤退してもらいたい。

 新自由主義批判は、ひとつ前の記事で表ブログのURLを書いたが、その前の記事も含めて、再掲しておく。
 http://heiwawomamorou.seesaa.net/article/88245236.html

 http://heiwawomamorou.seesaa.net/article/88113960.html

 ちなみに、今日のエントリーも新自由主義批判の予定である。