世襲政治家以前に、人間性が疑われる、平沼赳夫の差別発言

 もはや、この話題は、大手マスコミにも載るようになり、おおむね批判的ではあるが、決定的なとどめを刺しておきたい。

 次の参院選で、平沼新党なるものをぶち上げているが、まず、女性のみなさん。こいつは、過去に麻生と一緒に、「女性に、参政権を与えたのが間違いだった」とはっきり発言しています。
 女性のみなさん、こいつは麻生太郎と同様に、女性参政権に反対しているのです。理由なんかありません。単なる女性蔑視にすぎません。

 今回の、民主党蓮舫議員に対する、「元々日本人じゃない」という、民族差別発言も、まずベースに、蓮舫議員が女性であることを蔑視したうえでの、話でしょう。

 国際的に、すでに帰化して、法律上正式に日本人であり、そのうえで国会議員である女性に対して、「元々、日本人じゃない」って、だから何だと言うのでしょう?
 極右発言を繰り返す、「金美齢」女史も、帰化日本人(元は台湾人)ですが、平沼としては、排除の対象になると言うわけですか?

 平沼にとって、世の中は、自分(男性で、どうやら日本人らしい)が絶対で、他は全部それ以下の劣るもの、と言う傲慢な認識なのでしょう。

 特に、前にも書きましたが、永住資格保有外国人参政権の件で、平沼は、「帰化すれば良い」と繰り返し発言してきました。帰化すればよいのだから、参政権付与は要らない、と。
 しかし、その帰化をした、しかも日本人とのハーフである蓮舫氏を、「元々日本人じゃないから、(仕分けなどと生意気だ)」と言う発言は、自分の発言すら無視した、暴論以外の何物でもありません。

 自分自身の主張すら省みずに、意味も理由もなく、女性や他民族の血を引く人を差別し続ける、醜い差別主義者。

 国際的には、議員辞職が当然の発言です。そこまでたたかないのは、日本人がまだ、こういう問題に鈍感だからです。

 女性は特に、この男性至上主義者、そして差別主義者に絶対ノーを突きつけましょう。平沼新党など、当選者0に終わらせるべきです。

 この手の男の頭の中は、「自分と差異がある者」は、すべて差別とさげすみの対象なのです。
 だから、女性も他民族も差別できる。と言うかそれで当然と思っている。

 時代遅れの純血民族思想。ナチスの優生思想にもつながる、人を区別、差別して、貶めると言う、恥ずべき発言を平然とできる、100年ほど遅れて生まれてきた猿です。

 「差異があること」だけが差別の理由では、髪の毛がふさふさの私は、前頭葉に髪の毛が無いことで、奴を差別することだってできる理屈になります。
 こういう理屈をのさばらせてはいけないのです。

 ましてや普段の自分の発言(「帰化すればOK」)をおざなりにしてしまうようなバカです。
 バカなのに、人をバカにして自分は上に立つ人間だと思い込んでいるのです。

 この男は、1年ほど前にも、「向こう10年くらい選挙を停止して」などと、憲法をないがしろに(大日本帝国憲法だとしても同じこと)する発言をしています。血統と家柄と世襲政治家であるというだけで、まるで自分が日本の支配者であるかのような発言を繰り返しています。

 排撃しましょう。日本人の恥として。
 差異を認めない。男女の差異は女性を貶めるように考え、人種、民族でも、日本人以外はダメ、と根拠も無しに言いきる、無神経さと、そのバカさ加減。恥を感じない無神経さ。

 平沼こそ、安倍、麻生とともに(死んだ中川昭一も)、自民党のもっとも汚く、古い体質を体現している奴です。
 実際、以前から新党だの、平沼グループだのと言っても、衆院で自分と、地盤を持っている城内実という子分くらいしか当選させていません。
 なぜかというと、政策も何もないからです。

 彼らにあるのは、自分と違う者を貶めて、その相対的に自分が高い地位にいるように錯覚したいと言う、卑屈な劣等感の裏返しでもあります。

 こんな奴に発言権を与えないよう、次の参院選まで、私はしつこく、平沼赳夫とその仲間たちを批判し続けます。

 「日本人であるからレベルが低い」。海外でそう言われる日が来るかもしれません。こいつらがのさばっている限りは。