鳩山首相発言、「普天間、グァム移設は、無理」。

 私が結論を書いた日に、合わせるように否定せんでも・・・。などとうぬぼれてはいない。

 報道は限定的で、真意がどこまでなのかよくわからないが、まず、首相がそういうと言うことは、政府内に、グァムへの全面移転、という案を言う人がいると言うことではあろう。その点は私と同じ人がいるわけだ。

 問題は、首相が、「無理」だという理由が、「抑止力の観点から」となっている点。
 これも、すでに私の連続記事のその2で触れたように、「仮想敵国」をどこと考えての抑止力なのか、それがはっきりしないと判断できない。

 しかし、鳩山首相は、中国と東アジア共同体構想に向けて協力していくと、就任早々表明し、先方とも会っている。片手に短剣を持ちながら、握手の手を差し伸べたのか?

 ここら辺、もう少しはっきりさせてもらいたいので、民主党にメールしてみよう。期待はしていないが、回答が来たら、ここで紹介します。

 「仮想敵国は北朝鮮」と、明言したら、かのくにをいたく刺激して、またひと騒動起きそうであるが、この点も以前述べたように、北朝鮮の唯一の海を越せる攻撃手段はミサイルだけであり、海兵隊はその直接的防衛には役に立たない。
 抑止力と言うよりは、報復力の顕示、ということか?

 外交とは、そういう虚実の駆け引きの繰り返しだとは思う。(うそつきの駐米大使のは、駆け引きではなく、虚言と言う。)
 しかし、国民への説明はもっときちんとすべきだと思うが。

 あるルートから、国内での移転先候補を入手しましたが、公表すると、周辺の人に入らぬ心配をかけるので、内緒にしておきます。米軍は否定的態度らしいですが。