再生可能エネルギー論は、明日から新記事を書きます。

 再生可能エネルギーと言っても、太陽光や風力、波力、バイオエタノールなど、いろいろありますが、いずれも、その性質や、運用上の問題などで、一長一短です。

 私は、この中でも、中・小規模洋上風力発電の技術開発と、その運用方法への提案により、本来不安定な再生可能エネルギーを、安定的に使用できるようにするプランを、明日から展開していきます。

 素人の思いつきに毛が生えた程度ですが、採算性を今は横に置いておき、技術的可能性を追及したいと思います。

 私のプランが、専門家の手によりもっと発展すれば、世界のエネルギー事情が激変するという自信を持っています。

経団連の下足番、「コイズミ純一郎」の功績

 ネットで拾った話なので、検証はしてませんが、よそでも聞いたような話です。

 コイズミ政権の「功績」だそうです。

★★小泉政権の改革の功績★★


   GDP下落率--------------歴代総理中№1
   自殺者数------------------歴代総理中№1
   失業率増加----------------歴代総理中№1
   倒産件数------------------歴代総理中№1
   自己破産者数--------------歴代総理中№1
   生活保護申請者数----------歴代総理中№1
   税収減--------------------歴代総理中№1
   赤字国債増加率------------歴代総理中№1
   国債格下げ----------------歴代総理中№1
   不良債権増----------------歴代総理中№1
   国民資産損失--------------歴代総理中№1
   地価下落率----------------歴代総理中№1
   株価下落率----------------歴代総理中№1
   医療費自己負担率----------歴代総理中№1
   年金給付下げ率------------歴代総理中№1
   年金保険料未納額----------歴代総理中№1
   年金住宅金融焦げ付き額----歴代総理中№1
   犯罪増加率----------------歴代総理中№1
   貧困率--------------------ワースト5国に入賞
   民間の平均給与------------7年連続ダウン
   出生率--------------------日本史上最低
   犯罪検挙率----------------戦後最低
   所得格差------------------戦後最悪
   高校生就職内定率----------戦後最悪

 まぁ、経団連アメリカのポチだった、コイズミ。経団連のお手洗いは世襲の傲岸なだけの坊っちゃんだったし、当時のアメリカのブッシュは、「戦争屋ブッシュ」、「バカブッシュ」で有名。そのまたポチだった、コイズミが、国民のための政治をするはずが無いものね。
 結果を見てわかるというのは残念です。あぁ言うのに政権を取らせたらダメでしょ、日本人。

 あと、この傾向は、その後の安倍政権でもより強まっていますので、短期間しか政権にいなかったとはいえ、安倍の無能、無策も批判されるべきでしょう。

昨日、今日、多忙でした。

 再生可能エネルギーに関する連続記事が途絶えてしまい、申し訳ありません。
 少々、多忙だったもので。

 明日以降、その続きと、最近、ごく一部のネット上を騒がせている、「在日特権を許さない(職業)市民の会」(在特会)のアホさ加減についての記事も書いて行きます。
 他国、他民族を罵倒することは、日本への愛国ではありません。
 単なる、劣等な人格の持ち主のマスターベーション(誰もほめてくれないから、自分で、勝手に他者、他民族を罵倒して、偉くなったような錯覚に陥っているだけのバカ)に過ぎません。

 違うと言うなら、会長の桜井とやら。本名も経歴も何もかも秘密と言うのはどういうことか?よほど恥ずかしい経歴の持ち主なのか?多分そうだろう。
 まっ、この話は今後別の記事にて。

なぜ、今、「再生可能エネルギー」、「環境技術」、重視か?

 昨日のエントリーで、再生可能エネルギー自然エネルギー利用)が、なぜ大規模に普及してこなかったのかの、基礎的な理由を述べた。再生可能エネルギーの問題点、克服するべき課題である。

 今、日本で、発電電力量の4割近くを占める原子力発電の実用化、商用化の時期と、再生可能エネルギーの実用化研究の開始時期は、ほぼ重なっている。
 当時は、石油の枯渇が懸念され(2度にわたるオイルショックの恐怖がそれに拍車をかけた)、原子力も含めた、次世代エネルギーへのさまざまな思考実験が行われた。

 しかし、本格的に実用化されたのは、核廃棄物の問題を先送りにしたままでの、核分裂発電だけだった。
 私は、当時の状況からして、また、資本主義の考え方からして、大規模発電がコンスタントに可能な核分裂原子力発電が普及したこと自体を否定はしない。

 だが、同じく昨日のエントリーで書いた、石油枯渇への恐怖が遠ざかる(去ったわけではない。あと100年はもたないのは間違いない。)中、原子力発電の普及で満足してしまい、未解決の課題の残る、再生可能エネルギーの利用、普及が進まなかったのが、これまでの状況である。問題が去ったわけではない、忘れられているだけなのである。

 では、今、なぜ再び、再生可能エネルギーに関する研究や技術開発、議論が活発化し始めたのだろうか?

 私は、そこには3つの理由があると思う。

 1つは、純粋に技術の進歩により(たとえば、太陽光発電半導体の効率アップなど)、商売になるようになってきたからである。この動きは今後も拡大するだろう。

 次いで、バイオエタノールの話題のように、石油代替エネルギーが、ブラジル(サトウキビを原料とする)、アメリカ(トウモロコシを原料とする)などで活発に研究され始め、実用化も進んできた経緯がある。
 しかし、食料を原料とする今の第一世代バイオエタノール技術は、石油ガブ飲みのアメリカ型自動車社会を支えるために、飢餓人口が世界の四分の一を占める現状で、許されることとは私は思わない。
 この点は、次世代バイオエタノール生成技術が進められており、廃材や紙ゴミなどからエタノールを得る手段が研究されている。

 そして、最後の、そして一番大きな、再生可能エネルギー技術進展へのインセンティブは、二酸化炭素を含む、温暖化ガスの発生の無いエネルギー源として、また、新興工業国、そしてそれに続く発展途上国が、今の先進国並みの経済、生活を得ようとすれば、間違いなく石油の枯渇が早まるとともに、温暖化の問題も深刻になるであろうこと。
 そこで、途上国に追い上げられている日本は、自動車や電機など、同じ土俵では、競争に勝てないとして、新たな産業発展分野、日本でなければできない新しい技術革新により、新たな産業需要の創出、そして雇用や経済発展の基礎にしようとしはじめているのである。
 それが、民主党の、国家戦略室の描く、新たな成長戦略である。

 また、再生可能エネルギーだけでなく、環境保全技術、公害予防、無害化の技術も、日本は痛い経験をして身につけてきた。
 これらの技術による、新たな産業基盤の創出が掲げられているのであり、私はこれを支持する。

 整理する。

〇 石油は必ず枯渇する。新興国、途上国が発展するにつれ、枯渇の時期は早くなる。その代替を急がねばならない。(特にあまり触れられていないが、今のままでは、ジェットエンジンは、使えない技術になる。エタノール燃料によるレシプロ機か、水素ロケット機以外の飛行機が空から消える。)

〇 再生可能エネルギーが利用可能なレベルにまで成熟しつつある。とくに温暖化ガス排出の無い、再生可能エネルギーの開発は、喫緊の課題になっている。

〇 上記の2点に、環境技術(公害予防技術)などを、日本の新たな山禦9う金盤として育成することしか、加工貿易立国の日本が生き残る手段が無い。

 単純化すると、この3点に集約できるかと思う。

 なお、地球温暖化仮説における、二酸化炭素の問題について、ブログ界では、懐疑論がにぎやかである。にぎやかであるわりに、論理的な、温暖化を否定する意見はどこにも見当たらない。
 やれ、二酸化炭素悪玉説は、原発推進派の陰謀云々。地球はいま、寒冷化に向かっている。などなど、言葉だけは踊るが、具体的で、科学的な、温暖化否定、または二酸化炭素温暖化はありえない、という意見にはお目にかかったことが無い。

 地球の平均気温が20世紀初頭から上がり続けているのは、事実である。そうではないと言う人は、その証拠を示さねばならない。
 確かに、地球は太陽の活動の変化により、ある程度の幅で、温暖期と寒冷期を繰り返してきたのは事実だが、本来、寒冷期に向かうはずと言われる現在(太陽において黒点の発生が見られず、太陽活動が一時的に衰えているのは事実らしい。)、なぜ、地球の平均気温が上がり続けているのか?ツバルなどの島国が海面上昇により水没にひんしているのか?

 この理由を説明するのは、20世紀以降の工業化による、人類の活動が、地球環境に影響を与えていると考えるほかに無いのである。

 よって、私は、二酸化炭素温暖化陰謀論者を全否定する。
 その前提の上に立ち、環境技術の発展、再生可能エネルギーの開発推進を目指していくべきだと主張する。

 この連続記事は、まだまだ続く。最後は若干SFじみた話にまで行くが、それが可能になれば、人類の持続的な発展と、環境の保全を両立させることができるはずである。

 夢は描かなければ実現しない。
 他者の主張が気にいらないと、たたくだけでは、何も生まれない。
 私は、現実に立脚しつつも、夢を描いて行きたい。

 明日以降は、今、開発が進んでいる、再生可能エネルギーを個々に取り上げ、紹介していきたい。特に、運用について、個人としてのプランがあるので、それも紹介したい。
 さらにその後、未来技術に属するものにも触れていく。

再生可能エネルギーの、乗り越えるべき課題

 1970年代後半には、すでに、太陽光発電風力発電、波力発電など、自然エネルギーの研究開発がおこなわれ、1980年代半ばには、「ソフト・エネルギー・パス」っという言葉も生まれ、火力、原子力と言った、大規模集中型の発電所に対する新しいテーゼとして提出されていた。

 しかし、その後、バブルに向けて突っ走った日本経済、世界経済は、新たな研究開発投資よりも、既存の技術で大量生産、大量消費へと突っ走っていった。
 天然ガスが利用されるようになり、石油の可採埋蔵量も新たな油田の発見、海底油田採掘技術の進歩により、石油が枯渇すると言う恐怖を多くの人は忘れている。

 なぜ、一時の公害問題への反省から生じた、再生可能エネルギーへの機運が、その後、大きくは盛り上がってこなかったのは、再生可能エネルギーが持つ、いくつかの問題点、課題が克服されていなかったからである。

 まず、これらの問題点、課題を列挙しておく。

〇 エネルギーの密度が低い。(大電力を生み出すのに膨大な設備が必要になる。または、大電力を生み出すこと自体ができない。)

〇 エネルギーの出力が不安定。(電気でいえば、周波数、電圧、電力が、自然状況に応じて随時変動するため、安定的な供給に適さない。)

〇 コストが高い。(太陽光発電が最近注目されだしたのは、発電する半導体の光<>エネルギー変換効率が上昇してきたことにある。しかし、それでもまだ、コストが高い。)

〇 風力、波力は、立地場所が限定される。(日本では、ウインドファームと呼ばれる風力発電設備がここ10年で多数設置されたが、その発電量は依然少なく、それでいて地上での立地適地はすでに限界と言われている。)

 あと、火力、原子力で大電力が得られるのに、わざわざ上記の問題を克服するインセンティブがわかなかった、またそのため、機器の開発が進まず、機器のコストが高止まりしてしまったのも、普及が阻害された要因と言えるであろう。

 まずは、上記の再生可能エネルギーの抱える問題点、課題をしっかりと把握しておかないと、単に自然エネルギーは良い、とか、反原発だから自然エネルギーを、というのでは、再生可能エネルギー開発のインセンティブは生まれてこない。機器の性能、運用技術は上がりつつあるものの、まだまだ克服するべき課題は多い。

 だが、ならばなぜ、今、再生可能エネルギーに再び脚光が浴びるようになったのだろうか?
 この点について、明日書いてみたい。

恥ずかしい、3K新聞の下劣な記者たち

 今朝の、MSN産経ニュースの記事の見出し。(年末年始の公設派遣村について)

 「ごね得”許した「派遣村の品格」 費用は6千万円大幅超の見込み」

 どうせ、大企業の非人間的な首きりで路頭に迷った人間も、自己責任だから救う必要は無い、っという3Kの基調論調に、去年も今年も変わりは無い。
 ただ、去年は、自民政権下で、労組や市民運動が行ったものを、いわゆる「アカ」呼ばわりして誹謗していたが、政権が変わり、今度は公設派遣村になったので、重箱の隅をつつくようなあら探しをして、また誹謗記事を書いているにすぎない。
 無視すべき3Kクオリティだが、あえて言おうか。
 前にも書いたけど、私の会社の支社長に昼飯たかりに来ていた3K新聞社の川崎支局の記者よ。他の新聞社は、一社もそんなことは無かった。

 ゆすり、たかりの、ヤクザ同然のマスコミごろが、書く記事じゃ無いな。
 その時の記者の実名入りで流してやろうか?

 屑虫どもが。

再生可能エネルギー生産・輸送・消費システム総論

 いよいよ、本格的に、再生可能エネルギーの開発と利用に関する私の意見を書かせていただきます。

 まず、私の使う、再生可能エネルギーの定義ですが、既存の原子力は含みません。そして、石油、石炭、天然ガスのような、使用してしまえば熱エントロピーとなって最終的には活用できなくなる、化石燃料も含みません。ただし、バイオエタノールは含みます。

 次いで、「エネルギー」の範囲ですが、おもに電力について論じていきますが、私が視野に入れているのは、熱を得るための燃料(家庭用暖房を含む)。および、自動車、船舶、航空機の燃料まで考えます。
 特に、将来の航空機の燃料についてまともに論じているものを見たことが無いので、問題提起的に取り上げてみます。

 私のコンセプトでは、まず、太陽光(含む太陽熱)、風力、波力、潮汐力なの自然エネルギーによる発電をメインにします。
 太陽光はもちろん、風、波は、やはり太陽からのエネルギーが大気や海洋に運動エネルギーを与えているもので、密度は薄い物の、ほぼ無尽蔵と考えられます。潮汐力は、太陽、月の重力ですね。これも、太陽と月の寿命がある限り存在します。

 一つ目の課題は、これらをどう利用可能なレベルにするか?どう電力に変換するか?ということでしょう。
 個々の発電技術については、細かくは触れませんが、新産業育成の観点も持つため、今後の技術開発に期待する部分も多いと思います。

 次の課題は、運用です。
 以前の記事のコメント欄へのご質問にもお応えしましたが、出力が安定しない風力発電を、いくら規模を大きくして行っても、直接送配電網に接続すると、電圧降下を引き起こし、電力系統全体がダウンします。
 つまり、再生可能エネルギー発電装置でも、大きければいいと言う物では無いのです。小さい物をたくさんつけても、同じことは起こりえます。
 また、太陽光は、夜は発電できません。天候にも左右されますし、太陽光発電ユニットの上に積雪があれば、やはり発電できません。
 このような問題をどのように解決していくか、です。

 さらに、現在、「スマートグリッド」という言葉がもてはやされ始めています。
 「グリッド」はせまい意味では電極を指しますが、ここでは、送電線網のことを指すようです。
 「スマートグリッド」の定義は、通信技術、ITを用いて、多くの電源を有機的に結合させて、効率的に「エネルギー」(電力だけではない)の運用を図る物とお考えいただければ結構です。他方、「スマートグリッド」の定義、および概念は、まだ未確定で、特定の発明や装置がすでにあるわけでは無いです。
(参照:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%89 )

 私が論じていく過程では、「スマートグリッド」については、大きくは触れません。ただ、論じていく中で、各種電源の有機的連携や、電気エネルギーを水素やバイオエタノール製造に使う、などの考え方も用います。結局は、私も、自分なりの考えでの「スマートグリッド」を指向していくことになります。

 あと、電力の中間貯蔵の概念を取り入れます。技術的には中規模までのものなら(2000Kw程度のナトリウム・イオン電池など)、すでにあります。常温超電導の技術などで、さらに電池の信頼性、効率アップが図られれば、上記のように不安定な出力の再生可能エネルギーを、電力系統につなぐ中間に、電池をはさむことで、安定的な供給を図るプランも策定します。

 まとめて簡単に書きますと、

 電源(再生可能エネルギー発電) ⇒ 電池に蓄電または、可燃物(水素、バイオエタノール)製造 ⇒ 貯蔵、輸送 ⇒ 需要地で目的に応じて使用。

 と言うことで、この流れ全体を、スマートグリッドの考え方で結び付けていくのです。

 ただ、当面の間は、火力、水力、原子力は、残ると思います。それをも包含した、地域、国家の全体的なエネルギーの在り方を考え、徐々に理想に近づけていくことを目指します。

 やがては、再生可能エネルギーの利用が、産業の動力源、家庭用電力のもと、乗り物の燃料など、あらゆるエネルギー使用の分野に及ぶことを目指します。

 では、次回から、現時点での、再生可能エネルギー開発の実状について議論を進めていきます。

 なお、ネット・ジャーナリストを自称(あくまで自称)する、リチャード・コシミズの言う、「純粋水爆」、「常温核融合」は、検討しません。デマだからです。この件については。、質問があっても一切お受けしません。
 詐欺師まがいの言説に惑わされないようにすることが大事です。

 他方、国際研究が進められている、熱核融合発電は、将来のベース電源として、期待していることも表明しておきます。ただし、熱核融合発電については、この連続記事の最後に触れるにとどめます。

 では、次回は、「現在実用化されている、再生可能エネルギーによる発電技術」について触れていきます。